掲示板(会員より)

  • 第174回木曜会講演会「変数となったアメリカ」簑原俊洋
  • 歴史と景勝のまち 大磯散策 実施報告(2025.5.11)
  • 特別火曜会講演会/容 應萸氏/開催報告
  • 第173回木曜会講演会「先端技術実装社会へ」(2024.4.10)
  • 昭和46年卒同期会(与禄会)開催報告
  • 「第70回石井光次郎杯」ゴルフ大会開催報告(2025.03.21)
  • 東京六甲クラブ開所(2025.3.3)
  • 新年会&ありがとう帝劇ビル開催報告(2025.1.26)
  • 第172回木曜会講演会「永田町で思ったこと」(2024.11.28)
  •  

    第 174 回木曜会講演会(2025.6.6)講演メモ

    詳細

     世界はトランプ氏の大統領再就任により、一気に混迷の極みに突入した感がある。第174回木曜会講演会(凌霜)は、神戸大学大学院法学研究科 簑原俊洋教授にお越しいただき、「異次元の大統領トランプと日本〜試される同盟〜」と題してご講演をいただいた。タイムリーなテーマで、用意したクラブ席は満席 24名参加、Zoom参加18名、計42名が聴講した。以下、講演の要約。
    先ず、今の世界は、「覇権挑戦期」(日本史に例えるなら戦国時代)に突入し、より不安定な情勢にある。パクス・アメリカーナは、ハッキリ申し上げて、もはや終わったと言える。パクス=平和は、圧倒的な力の下が前提だが最早そういう言う情勢にない。その様な情勢の中、今後のトランプ2.0政権を見る上で知っておくべきポイントを2つ述べられた。
    ・1つは、トランプ2.0政権は1期目とは全く別物と考えるべき。ややもすると 1 期目の延?と捉えがちだが、全くそうではないと認識すること。
    ・2つ目は、トランプ2.0政権内には1期目にはなかった3派(グループ)が存在、相互に綱引き作用し合い、政策に反映されているということ。3派とは、「タカ派」(コルビー属する、中国との対峙に同盟が大事)、「オリガルヒ派」(個人利益重視・超富裕層グループ、マスク氏属する)、「MAGA派」(忠誠派・親族グループ、本当にアメリカを再度Greatに変えたい、同盟軽視派)の3つ。当初タカ派優勢であったが、今はMAGA派が優勢で、今賑わしているトランプ関税はこの派の影響。ただし今後、たとえば中国が現状変更に大胆に動けば、タカ派が勢いを取り戻すことになろうと。(オリガルヒ派の影響は現下無い、と。)
    最後に上記を踏まえ、日本の今後、主に経済安保面について以下述べられた。
    ・中国が日中経済連携による日米同盟関係の弱体化を狙う中、米国は必ず日本等との同盟国にサプライチェーンの選択を迫ってくる。
    ・今の日米同盟を多角的な安保枠組みへ、米中超大国の板挟さみに ある海洋ASEANに対し日本は第三の選択を目指すべき。さらに、国益重視のリアリティの考えから安保条約の改定について日本の本気度を米国に示すべきとも。

    (この辺で既に予定時間を15分以上超過、教授のご了解得て質疑応答へ)
    「今の米国の民主党はどうなっているのでしょうか」の問いに「リーダーがいない。シュンとし意気消沈している」などの表現を交えながら分かりやすく解説いただいた。その他に台湾関連に関する質問などが続き、講演と質疑応答合わせ予定を約30分オーバー、拍手のなか終了。教授にはこの後の懇親会にもお開きまでご出席いただき歓談・懇親を深めた。

    (記:昭和55年法学部卒 岩崎 幸裕)

     

    ▲TOPに戻る

     

歴史と景勝のまち 大磯散策 実施報告(2025.5.11)

詳細

 本件は、NPO法人大磯ガイド協会の奥井泰弘氏(S53年卒経営)からのご提案で実現しました。5月11日(日)の開催日は、前日の雨が上がり、心地よい風が吹く中での散策となりました。奥井氏を含む5名の協会員の方々から丁寧な案内解説を頂き、歴史的建造物と美しい庭園やバラを楽しみつつ、約4時間ゆっくりと歩きました。
主たる見所は以下3点でした。
@旧大隈重信邸・ 旧陸奥宗光邸跡の邸宅と庭園
・国が整備を進めている「明治記念大磯邸園」で公開中。邸宅は大磯が明治期以降に別荘地として発展した時代の海浜別荘建築で、様々な工夫に驚きました。建築好きの方にはお勧めです。
・邸宅内の施設(風呂、台所等)も、政財界人の保養所での生活振りが良く再現されていました。
・ビデオ、写真等の展示も充実していて、明治期の歴史好きの方にはお勧めです。
A旧吉田茂邸の邸宅と庭園
・戦後内閣総理大臣を務めた吉田茂が暮らした邸宅で、書斎等からは、富士山と相模湾を望むことができる設計になっており、葉巻や足袋をも含め、こだわりの強さを感じました。
・邸宅を訪れた歴史の教科書に出て来る人物の写真が多数掲載されており、感動しました。
・又、旧吉田茂邸のバラ園は各品種の大輪のバラが咲き誇っており、バラの香りも楽しみました。
B「大磯オープンガーデン 2025」が開催中で、個人邸のお庭をめぐる事が出来ました。
・見学した小西邸のイングリッシュガーデンは、ガーデニングの雑誌にも掲載されたことがある大磯を代表するお庭との事で、奥様の花々に対する情熱を強く感じました。

クラブ関係の参加者は33名。ご夫婦の参加が5組、神戸から参加1名(夜行バス)と、盛大でした。地元居酒屋での懇親会には19名参加し、新たな交流や、現役時代の接点が判明する等、イベントを通じた人的交流の良さを改めて実感しました。
最後に、企画実現にご尽力頂いた、奥井様には、御礼申し上げます。

(記:昭和 50 年卒経済 宮野 清)

 

▲TOPに戻る

特別火曜講演会開催報告(2025年4月15日)

詳細

 コロナ禍で中断していた特別火曜講演会ですが、今年度は昭和 51年卒業生 8名が幹事役を仰せつかり昨年 8月からほぼ毎月準備会合を重ね、さる4月 15日、その「復活第1 回」を新装なった東京六甲クラブで開催することが出来ました。
元亜細亜大学副学長で東京大学社会学博士の容 應萸(よう おうゆ)先生をお招きしご出身の香港を中心に「最近の香港・中国情勢:中産階級の貧困化」をテーマに興味深いお話しを伺いました。満席の会場からはご熱心な質問・意見が出され予定の 60分を大きく超える 90分の盛会となりました。
参加者は 44名と新しいクラブでは満席のスタートでした。幹事所感only ですが、今回から会場スペースのボトルネックから、クラブ事務局のご尽力で、従来のお弁当に代えて同じ電気ビル南館のレストラン「ニュートーキョー」での食事クーポン配布となったことで会場の弁当臭が消えたことがある意味新鮮に感じました。
今年度は政治・経済・社会から文化・芸術・趣味の分野、更には防災・危機管理まで幹事団の人脈を通して幅広い分野で講師をお願いしています。次回以降も皆様のご参加をお待ちしています。

(記:51年卒経済、大山 宜男)

 

▲TOPに戻る

第173回木曜会講演会「先端技術実装社会へ」(2025.4.10)

詳細

日時:2025年4月10日(木)、18時〜、講演1時間と質疑応答、懇親会

場所:東京六甲クラブ(ZOOMとのハイブリッド開催)

講師:金丸恭文氏(昭和53年工学部計測工学科卒、フューチャー株式会社創業社長)

担当:工学部(神戸大学工学振興会東京支部)

参加者:58名(クラブ参加38 名、Zoom参加20名)


 神戸大学 OBが作ったベンチャー企業を大企業に育てた課程を説明頂きました。2名で創業し、技術担当とそれ以外担当を決めてスタートされた。金丸氏はそれ以外担当を行い名刺の発注など会社で必要な作業をすべて実施されたと説明頂きました。
4つの原理原則を決めて、会社を運営されました。
1.ビジネスは楽しく
2.顧客へは成功を提供し、豊かにする
3.起業家と発明家の集団にする
4.チームワーク>個性>平凡
創業当初は、大企業が手を出さない自社もやった事が無い仕事を受注し、がむしゃらに働いて実績を作る事の連続だと説明されていました。ベンチャー企業から大企業に向かう課程を確信されていた様に思える経験を以下の様に説明されました。
米国の同世代起業家に面談され、2名で創業したベンチャー企業が成功している現状を確認し自社の体制の継続が成功の要因であると確信した。起業して成功するのは 1000人に3人の割合しかない。多くの人間が挑戦したくなる為には、失敗した997人の挑戦を讃えることが重要である。
成功する為の考え方は、自分が好きで得意な事を選ぶ、信念と恐怖と不安を意識する、食べるリズムと寝るリズムを作る、マイノリティを恐れない、圧力(単位面積あたりの力)が大きくなる分野を選ぶAIの可能性への言及、生成AI競争は米国集中からグローバル分散へ、クローズ戦略(OpenAI)とオープン戦略(Meta他)が拮抗、基盤モデルを提供するステージから、価値創出の実現共創へ変化の時代、チャンスの時代、すべての分野にAIを活用してみる
金丸氏の神戸大学への期待
自主的でオリジナリティに富んだ大学になるためには財政基盤の強化は必須である世界トップクラスを真に目指す大学はx兆円のキャッシュを産み出さないと世界には追い付けない現状維持を打破し、最適なポートフォリオとして組み替え可能な、ガバナンスが構築できること(コンピュータサイエンス学科の定員を拡充する)
教育と研究を分けて考えるのではなく、学生の中でも特に社会で活躍できる人材を起業家予備群として捉え、卒業後 5年間は特に関係性強化をしておくべき
(宝物は近くにある 2人組を発掘する)

(記:50年卒工、宮本雅史)

 

▲TOPに戻る

与禄会(昭和46年卒東京同期会)2025年4月8日(火)開催報告

詳細

幹事 : 蔵田(経)、小山(営)
常任相談役:野崎(経)


◇2025 年度の与禄会は、桜が満開、絶好のお花見日和の中、4 月 8 日 12 時より有楽町電気ビル(帝劇ビル建て替えに伴う東京六甲クラブの移転先)に場所を変え開催されました。今年も、6つの学部・23 名の参加者が 4 つのテーブルに分かれての着座・弁当形式により、和気あいあいの雰囲気の中、楽しいひと時を過ごしました。

◇趣向を変えた春野かなみさんによるミニコンサート恒例の「私の段階スタイルを語る」の場で予定していた、佐治さんが急な体調不良により辞退され、急遽クラブコンサートでお馴染みの春野さん(本名:小寺美穂さん/02 年医保健卒)に代役を、ミュージカル曲から昭和歌謡まで会場を圧倒する美声にうっとり、締めに“エーデルワイス”を参加者全員で合唱し、心ゆく時間を過ごさせて頂きました。小寺さんにおかれましては、 突然のお願いとなり、準備に大わらわだったのではと思います。本当にありがとうございました。

◇食事と懇談ミニコンサートによる和やかなムードの延長線での昼食会に。各テーブルが談笑の場に、若き日の思い出に華が咲くなど話がはずむ中、 野崎さんから、 ゴルフ大会のご案内の後今回のクラブ事務所移転時に、クラブ内の壁に大きく展示されている絵画<六甲台図書館壁画「青春」の原画>の寄贈を受けた、その時の作者中山画伯からの添書きが見つかったなどトピックも報告され、その後神戸・淡路大震災から 20 年目に当たることから、いつも見えていた煙突が消えてなくなっていた、大阪から山陰周り姫路経由で神戸に入ったなど想像を超えた体験談など思い出話が、また直島さんからはトランプ関税など予測不能の世情になったお話などその他飛び入りも入り大いに盛り上がりました。懇親会の終わりに次回幹事と「団塊ライフスタイル」の語り手を選任しお開きとなりました。

*来年の開催日:令和8年4月6日(月)
*来年の幹事:竹内さん(経)、青野さん(経)
*「団塊ライフスタイル」の語り手:佐治さん(営)に改めてお願いの予定

(文責:小山)

 

▲TOPに戻る

「第70回石井光次郎杯」ゴルフ大会開催報告(2025.03.21)

詳細

第70回石井光次郎杯は 2024年 3月21日によみうりゴルフ倶楽部にて開催されました。朝の集合時から晴天で、桜には少し早かったですが、参加メンバーにとっては最高のゴルフ日和となり、初参加の方々も加わり和気あいあいとラウンドが出来ました。


【成績(新ペリア方式)】
優勝:増原 浩二さん(H1A)
準優勝:竹内 肇さん (57E)
第3位:灰野 悦昭さん(37E)
ベストグロス:安田 芳治さん(38B)


【優勝者の弁(増原浩二) 】
東京六甲クラブのゴルフコンペには 15 年以上続けて参加させて頂いておりましたが、今回二度目の優勝をさせて頂きました。
ハンディキャップのおかげと言え、優勝させていただき恐縮しておりますが、歴史ある「第 70 回石井光次郎杯」に名前を刻むことが出来たことを大変光栄なことと喜びを感じております。今回、安田先輩が 85 歳の誕生日に当ゴルフコンペでは連続となるエイジシュートをされました。私も熟練の技に触発されて集中する事が出来、良いプレイが出来ました。同伴いただいた安田先輩・堀先輩・松本先輩には本日のラウンドにお付き合いを頂き感謝しております。
今後も継続して本同好会の大会に参加したいと思っております。
同好会メンバーの皆様、今後ともよろしくお願い致します。


【その他の参加者】
小林仁(36B)井上隆史(37B)萩原正弘(37E)津山宏(38E)前田和秀(40J)森口隆宏(42E)辻等(44B)上巳浩(45B)藤田祥治(46B)森本高行(46B)堀章夫(46T)多田賢男(49A)宮本雅史(50T)蝶名林直彦(51M)大山宜男(51E)青木俊造(51E)松田冨児郎(51E)三笘敏和(53B)真鍋靖(54E)松本薫(54J)近藤和憲(55T)田中易(56A)村田雄史(57J)鶴原誠(57J)小林忠(58E)

 

増原さんの優勝の弁にありましたように、安田芳治さんが 85歳でグロス85 と言うエイジシュートを二大会連続(前回は 84歳でグロス 84)で達成されております。おめでとうございます。次回は 6月4日(水曜日) 湘南カントリークラブにて開催予定です。より多くの会員の皆様のご参加をお待ちしております。

(幹事一同)

 

▲TOPに戻る

 

東京六甲クラブ開所(2025.3.3)

詳細

 帝劇ビル建替えにより「有楽町電気ビル」に移転し、3月3日(月)に開所の神事を執り行いました。
 山王日枝神社より神職お二人方にお越しいただき、クラブを移転し新たな場所で事業を開始するに当たって、この旨を土地の神様にご奉告し、御加護をいただく移転清祓の神事です。大安吉日の当日であり、また干支の「乙巳(きのとみ)」は「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされて居り、「巳(へび)」は脱皮することから「復活」と「再生」を意味するともいわれて居ます。
 1966年10月に東京凌霜クラブとして帝劇ビル5階出光興産内で発足し、1970年12月に帝劇ビル地下2階に移転、2011年4月には一般社団法人神戸大学東京六甲クラブとして新たに設立登記しました。60年に渡り当地で活動を続け、諸先輩方々の思い出も詰まっているこの場所を去る事は、寂しくも有り心残りが多い事でした。
 番理事長を初め理事など出席者 30名で新しいスタートを祝いました。新しいクラブは、色調が明るく、落ち着いた部屋と使い易いロビーを備えており、入口扉では「ウリ坊」が皆様のご利用をお待ちして居ます。引続き神戸大学卒業生の関東における唯一の活動拠点として、会員更には神戸大学卒業生の皆様に少しでも役に立てるような活動を続ける気持ちを新たにしました。

東京六甲クラブ・野崎

 

▲TOPに戻る

第 172 回木曜会講演会報告(2024.11.28)

詳細

 2024年11月28日の第172回の木曜会で、ご講演頂いたのは、昭和53年神戸大学法学部ご卒業の、弁護士佐々木 知子さんです。検事15年、参議院議員6年、弁護士20年。また、帝京大学法学部教授をされています。巾広くご活躍の佐々木さんの今回の演題は、「永田町で思ったこと」です。東京六甲クラブでの出席者は26名、ZOOMでの出席者は12名、合計38名が参加しました。
 佐々木さんのご講演は、1時間があっという間に過ぎてしまったような、興味深いお話でした。佐々木さんは、人生の転機で、それまでの準備を後ろ盾に、チャンスをご自身の力でつかみ、それをしっかりと生かし切っているように思えました。誰しもチャンスには接するものの、それに気づき、それをしっかり生かし切ることができる人は少ないように思います。具体的には、神戸大学付属明石中学に入学したこと、神戸大学法学部に入学したこと、司法試験に挑戦するきっかけ、女性では当時極めて少ない検事になったこと、参議院議員になったこと等々、枚挙にいとまがありません。これも、ご本人のお力とご努力の結果と思います。佐々木さんがこれまでの人生の転機に、どのように対処されたのか、それを知るとても興味深いご講演でした。ご講演の内容は、東京六甲クラブの行事に積極的に参加されている佐々木さんに直接お聞きください。佐々木さん、ありがとうございました。また、ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。

(文責:昭和 47 年卒経営、小野原一賀)

 

▲TOPに戻る

新年会&ありがとう帝劇ビル開催報告(2025.1.26)

詳細

帝劇ビルでの最後となる新年会を「ありがとう帝劇ビル」感謝を込めて開催し、名残を惜しむ方々の参加で81名の賑わいとなりました。
60年を過ごした帝劇ビルは1月末でクラブ利用を終了し、2月は移転作業の為休業、3月より有楽町電気ビルにて新しいスタートを切ります。
番理事長よりの新年挨拶と惜別の言葉に続き、藤澤学長より大学の現況報告、そして賑やかな懇親会へと続きました。「東京六甲クラブ 60年の歩み/画像と解説」、大友貴子マジックショー、東京六甲男声合唱団による合唱、など盛りだくさんのイベントが繰り広げられ、中締めは筆頭長老の34年卒/理/青木さん、35年卒/文/中野さんの関西人掛け合い漫才となりました。
来年は新しいクラブでの開催となりますが、神戸大学卒業生の東京における拠点として活動を続けていきます。

(記:昭和46年卒経済、野崎)

 

▲TOPに戻る