クラブ開催イベント
50周年記念行事 開催履歴
神戸大学東京六甲クラブ50周年記念合同演奏会を指揮して
オーケストラ指揮者 中島良能(昭和38年経営卒)(2017.06.18)
詳細 | 当演奏会は平成29年6月に6団体の在京卒業生6団体、計160名による合同演奏で、ベルディーやワグナーのオペラ合唱曲など壮大なものでした。概要は前号のとおりですが、今号では指揮者の立場より音楽的な側面について触れさせて頂きます。
私は昭和36、7年、神戸大学交響楽団の指揮者を務めましたが、当時は三商大で毎年オケとグリーの合同演奏があり、又オケは教育学部の卒業演奏会での伴奏も担当しました。混声合唱団アポロンは誕生以前でしたが、今回共演の神戸女学院は同大音楽部のバイオリニストが神戸大学交響楽団に参加し、私個人も同大音楽部のオケにチェロ奏者でした。 当時から神戸大学は音楽では学部をまたがり、更に一部近隣大学まで巻き込んだ相互共通の活動がありました。それが五十数年たった今日、東京で合同演奏という形で再現され、指揮の大役を任された事は大変嬉しく光栄な事でした。共演の皆様には心より感謝します。 指揮者は何をする者ぞ 指揮者は自分では音を出さないのに、出た音の良し悪しで評価されるという奇妙な音楽家です。指揮者はまず出演者全員の音を一つに揃えねばなりません。音楽は人間の感性を扱うものなので論理はなく、人間の呼吸や脈拍という生理的な営みに連動するリズムを全員に共有させる事が必要となります。 指揮棒でリズムを表現するためには、まず腕の力を抜いて、物を落とすときの地球の引力に従ってストンと加速させ(G=9.8)、止めて、上げる時には、加速と逆の比率で減速させます。この基本動作により曲のテンポや音量を示すほか「叩き」といわれる振り方ではリズミックな、又すくうような振り方では抑揚のある表現、逆に平らな振り方だと感情の起伏を抑えた平静な音楽が作れます。 強力な斉藤指揮法と問題点 この様に指揮法は口で説明するよりはるかに意思を伝達できる万能の技術です。桐朋学園の斉藤秀雄教授による指揮法が特に有名で、多くの指揮者がこの指揮法を学んで世界のコンクールを制覇するなど強いリーダーシップが特徴です。 私にも今回、年代や練習方法や習慣の全く違う合唱やオケを統一するに当って斎藤指揮法は強力な武器でした。音大での取得に7年かかるといわれるこの指揮法は、リズムが明確でグイグイと引っ張っていける技術ですが、必ずしもヨーロッパでは評価されていません。私はかってルーマニアのオケを振っていましたが、農耕民族の日本人と狩猟民族のヨーロッパ人では生まれつき身体に備わったリズムが異なるのを実感しました。又ルーマニアでもハンガリーに近い西部のオケとロシアに近い東部では、出てくる音は少し違います。それは生まれもった感性が異なるからです。 もともとリズムの強いヨーロッパ人を相手に強い指揮法で引っ張る事は時にマイナスになるし、又感性の異なるグループを指揮者だからといって自分の方に引っ張り込むことが良い演奏につながるとは思えません。
状況対応の指揮 斉藤指揮法は基礎技術としては良いが、実際の演奏の現場、特にプロ相手では支配過剰にならないよう奏者がリラックスし、その感性が最大限引き出せるようにする事が重要で、この結果聴衆に満足してもらえる演奏になると考えます。 但し日本とヨーロッパ、又プロとアマでは特性が違うので指揮は変えるべきで、相手の状況に対応したものでなければなりません。そんな中、どんな状況でも場合でも変えてはいけないのは、その曲を結局どう表現したいかのというの信念のようなもので、これがぐらぐらすると、最も大切な奏者との信頼関係が築けません。
経営管理と相通ずる指揮法 私は卒業後日本IBM社に勤め、53才時に早期退職し、桐朋学園大で指揮法を学びました。その後ルーマニアに渡り同国立オーケストラの客演指揮者の仕事を得、帰国後も百回にのぼるプロオケやオペラの指揮をしました。渡欧したのは桐朋学園大に入ってみたら若い天才、秀才ばかりでこれではとても勝ち目がないし、仕事も来ないと考えたからです。
同窓諸兄は実業界で活躍された多く思いますが、指揮者に関する小文を読まれ、会社の経営と似ていると思われませんか。私もこれまで経営者の勉強会などで度々指揮者のリーダーシップについて話をしましたが、自分が直接かかわっていない所での結果責任、状況に対応した柔軟なリーダーシップ人間として信頼されるための揺るがない信念、更にCSとESなどに通じるところが多々あります。 桐朋学園の秀才たちにまして多くの演奏機会が得られたのは、経営学部と外資系で得た経営管理能力、欧米人とのコミュニケーション能力のおかげだと思っています。 話がそれましたが、50周年記念合同演奏のDVDは東京六甲クラブで販売されています。 聞いて頂ける方はお求めくだされば幸甚です。 (東京六甲クラブ 連絡先03−3211−2916)
以上 |
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東京六甲クラブ50周年記念演奏会報告書(2017.6.18)
詳細 | 東京六甲クラブ50周年記念行事の掉尾を飾り主題のコンサートが2017年6月18日(日)14:00、かつしかシンフォニーヒルズ・モーツアルトホールで開催されました。当日は小雨まじりの生憎の天候にも関わらず、ホールはほぼ満員の聴衆で埋め尽くされました。 東京六甲クラブ50周年記念演奏会事務局
*写真は、クリックして拡大表示できます。パンフレットもクリックで内容をご覧いただけます↓
その他団員 20名
(東京東京六甲男声合唱団:34名)卒年、学部、名前 1956 経営 團野 廣一、 1960 法学 橋田 晋治、 1960 法学 大隅 孝二、 1961 経済 三好 和通 1961 工学 亀田 卓一、 1961 工学 岸本 正義、 1961 経営 村瀬 宏、 1961 法学 矢内 忠雄 1963 経営 静川 靖敏、 1964 工学 滝沢 章三、 1965 経営 藤田 善弘、 1968 経営 田邉 弘幸 1968 法学 竹内 克広、 1969 経営 溝口 正平、 1970 経済 竹本 鉄三、 1970 経営 宮元 芳樹 1971 経営 進藤 宏、 1971 農学 上山 雄介、 1971 経済 兵藤 力一、 1973 経済 伊藤 正昭 その他団員 14名
(アポロン:30名) 卒年、学部、名前 1969 経済 魁生 勝祐、 1969 経営 番 尚志、 1970 経営 押上 重郎、 1970 教育 安井 信雄 1978 教育 安井 昌子、 1980 教育 野田 広美、 1986 文学 大樋 彩子、 1988修 教育 草場 澄江 1986 工学 草場 康裕、 1992修 医学 坂本 攝、 1986 工学 大樋 亨、 1987 教育 水谷 千恵美 1987 農学 藤本 美由紀 、1988 教育 佐々木 睦、 1990修 工学 壷内 清彦、 1989 教育 富井 和穂 1989 文学 松本 友子、 1989 文学 富井 晃、 1994 経済 三橋 宗弘、 1996 工学 前田 豊文 1996 経営 森田 政雄、 1997 発達 谷岡 久美、 2004 農学 栄森 仁美、 2005 発達 苗加 真歩子 2005 農学 苗加 晃平、 2006 国際 飯間 葉子、 2010 経済 藤田 真美、 2011 経済 平井 頌子 2011 経営 上野 剛志、 2017 経営 阪口 加奈恵
(ベルモンテ六甲:15名)卒年、学部、名前 1966 教育 高柴 正恵、 1970 教育 堀千 佳子、 1972 教育 加門 千明、 1973 教育 森口 菊枝 1976 教育 鈴木香代子、 鈴木 香代子 、1981 教育 高畑 玲子、 1984 教育 村上 江里佳 1986 教育 岡部 芳広、 1988 教育 谷野 久美子、 1988 教育 平石 文子、 1988 教育 村田 範子 1989 教育 高倉 敦子、 1989 教育 明山 悦子、 1989 教育 片岡 美香、 2002 医学 小寺 美穂
(Musicの友:5名)卒年、学部、名前 1962 教育 五味 尚子 その他団員 4名
(KCめぐみ:団員23名)
総合計:165名
以上 |
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50周年記念「軽音楽ライブ」
日時 | 2017年(平成29年) 4月22日(土)14:00 〜(13:30開場) |
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場所 | 中目黒「トライ」 |
詳細 |
14:15頃「シーバーズ(JAZZ)・・・"いつか王子様が" "朝日のようにさわやかに"
以 上 (神戸大学東京六甲クラブ 理事長 森口 隆宏) |
50周年記念「神戸大学OB/OG作品展」開催報告(2017.2.14〜2.27)
詳細 |
(記:クラブ事務局 S51卒工 谷口人士) (出品者 延べ53名/卒年) 案内ハガキ裏面内容(クリック!)(左:絵画/工芸T、右:書/写真/工芸U) |
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50周年記念・第127回木曜会(講師:野上 智行氏)
日時 | 2016年(平成28年)11月24日(木)18:00 〜20:30 |
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場所 | 神戸大学東京六甲クラブ 帝劇ビル地下2階 |
詳細 | 第127回木曜会は教育学部・発達科学部のご担当ですが、東京六甲クラブ50周年記念行事の一環として、野上名誉教授・元学長に「国立大学、応答せよ!」と題し、
以 上 (神戸大学東京六甲クラブ 理事長 森口 隆宏) |
50周年記念「日野原重明祝祭管弦楽団コンサート」
日時 | 2016年(平成28年)10月29日(土)14:00 〜 |
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場所 | 神戸大学東京六甲クラブ 帝劇ビル地下2階 |
詳細 | 〜秋の一日 クラシックの名曲をプロの卓越した演奏でお楽しみ下さい。〜
以 上 (神戸大学東京六甲クラブ 理事長 森口 隆宏) |
クラブ50周年記念祝賀会開催報告(2016.10.4)
詳細 | 東京六甲クラブは今年50周年を迎えました。1966年10月に帝劇ビル・出光興産社内で「東京凌霜クラブ」として発足し、初代会長には佐渡卓氏(大正8年卒・日本国土開発社長)が就任しました。1970年12月には、仝ビル地下2階に移転し、現在まで続いています。2011年4月には「神戸大学東京六甲クラブ」として新たなスタートを切りました。
以 上
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50周年記念「桂吉弥落語会」
日時 | 2016年(平成28年)10月 2日(日)14:00 〜 |
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場所 | 神戸大学東京六甲クラブ 帝劇ビル地下2階 |
詳細 | 50周年記念行事として「桂吉弥落語会」を開催します。
以 上 (神戸大学東京六甲クラブ 理事長 森口 隆宏) |
東京東京六甲男声合唱団「第6回定期演奏会」
日時 | 2016年(平成28年)5月21日(土)14:00〜 |
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場所 | 杉並公会堂 大ホール |
詳細 | 2002年東京在住の神戸大学グリークラブOBを中心に発足した?東京東京六甲男声合唱団(略称:TRMC)の「第6回定期演奏会」を ご案内させていただきます。
以 上 (東京東京六甲男声合唱団 事務局) |